■■ 無職牛乳 ■■ -4ページ目

DV夜明け前

まだ志無巻がハタチそこそこ。ライブハウスをうろうろしていた頃のことでございます。京都の

とあるバンドでベースを弾いていた究極君。彼には年上の彼女がおりました。志無巻から

みて3つほど年上であった彼女はかなりの男前。もし志無巻が男なら口説いてみたい女№1

でございます。


さてこのカップル。彼のワンルームに彼女が転がり込む形で半同棲をしておりました。いくら

愛し合っているとはいえ若い二人が狭い部屋。多少のモメごとは起ころうというものでござい

ます。その日は朝から彼の虫の居所があまりよろしくない様子。それに気づかないフリを

決め込み生活のカテであるモノを作るため絵の具片手に作業をしていた彼女。


イライラしながらビデオを見てた彼が突然立ち上がり「風呂はいるわ」と声高らかに宣言。

「いっといでー」と彼のほうを向いた彼女。次の瞬間、何が気に入らなかったか彼が彼女の

アタマをガツーン!と一発はたいていったというのです。意味不明。今ならDVで訴えられる

ところでございますし、志無巻ならばその時点で出てゆきます。しかしこちらの彼女は

「かなりの男前」。その程度のことで出て行ったりはいたしません。彼女がとった行動とは。

まず手元にあった絵の具の中から「赤」をチョイス。軽く黒と水を混ぜ、血糊をつくると自分の

オデコにペタリ塗布。何事も無かったように作業に戻ったそうでございます。


さて10分もするとた彼がお風呂から上がってまいります。湯上りで気分もスッキリ。片手

には缶ビール。「スッキリしたぁ?」振り返った彼女の額には滴る血糊!意味不明の言葉

をつぶやき彼女の元に駆け寄ると、持っていたタオルで彼女の額をこすり始めたそうで

ございます。笑いを堪え彼女が「どうしたん?」と問うと「何でもない!」を繰り返すカレ。

それ以降、冗談でも、酔っていても、二度と彼女に手をあげることは無かったとのこと。

素晴らしい調教の腕でございます。


その後、彼らがどうなったのかは知る由もございませんが、少なくとも彼女のほうだけでも

幸せになっていてくれることを願ってやみません。

ヤフオク新ルール②

いつもと違う「女アイテム」をオークションに出品 した志無巻。商品はそれぞれ渋めの

価格で落札されて行ったのですが…


ノリタケ・ティーカップ
  厳重に梱包して欲しいとのことだったので箱の中にも緩衝材を入れて丁寧に

  梱包 し発送したのですが、到着したという連絡は2年経った今でもありません。


ミチコロンドンのタオルケット
  大きいため最梱包は出来かねますと明記してあったにも関わらず「業者の梱包は
 もっときれいだ」と イチャモンをつけられ一応返事を出しましたが2年経った今でも
  返信はありません。志無巻は業者ではありません。説明読みやがれ!


バーバリーのバスタオル
  定形外はお断りだと書いておいたのに「定形外で」とのこと。お断りしたところ
 連絡が途絶えました。


ピーターラビット鍋セット
  落札後に値引き交渉をされ断ると他にピーターラビットグッズを付けてくれとのこと。
  そんなもの持ってません。いらないから出品してるんです。すると「普通はそれ
  ぐらいしてくれるものだ、常識だ!」ととても非常識なメールをいただきました。


逆に志無巻が落札者の場合も女アイテムの時は必ず何かあるのです。一方的に「今回は

額が低いので切手を送ってください」といわれたり「振込み→○○銀行△△支店(普)*****」
で名義人が書かれておらず、問い合わせると旦那さんの名義であった、など。


専業主婦層を主流とする同年代の女性ルールは解りかねるも、オタク男とはルールを共有

できる志無巻。志無巻オタク説 はあながち間違ってはいないのかもしれません。

若人の恋

昨晩、さて金曜日の恋愛ネタは何を書こうか、もうネタなんてないんだけどなぁ…などと

考えごとをしておりますと、何やら外から話し声。志無巻の住居はネズミも踊る オンボロ

アパート。幸いかな近隣に背の高い建物はなく隣は小さな公園となっております。この

公園、近隣の婆さんたちが自慢の鉢植えを持ち寄ったり、炊き出しをしたり、若い男女が

逢引をしたり、時には海外TVの取材がはいったり、と近隣住民の人気スポット、憩いの場

なのでございます。


どうやら話し声はこの公園から聞こえてくる様子。公園に面した建物の2階に住居している

志無巻には丸聞こえ。聞くともなしに聞いておりますと、電話の主は若い男性。内容はと

申しますと…どうも「元カノ」とヨリを戻すかどうかでモメているようなのでございます。更に

会話の節々に「どっちかを選べ」だの「オレなら守ってやれる」だのという言葉が何度も出て

まいります。こりゃ「浮気をした元カノとヨリをもどすかどうかモメている」模様。


そして何度も「わかった、もういい」と発言するも話は堂々巡り。これを総合するに「浮気を

した元カノとヨリを戻したいのはオレの方」という図式のようでございます。ほほうその元カノ

そんなに良い女であったか、ちと見せてみよ、と悪代官のようなことを思っていると電話は

終わってしまいました。1時間ぐらいメモていたでしょうか。


結局どうなったかは解りませんが、この男子に告ぐ!ヨリをもどすなら再度浮気をされる

かもしれない、むしろされる!と覚悟を決めてかかりなさい。そして何より本当にヨリを戻し

たいと望むなら、何度も何度も「もういい」を連発してはなりません。「もういい」と言ったなら

電話を切ってしまう勇気も必要なのでございます。そしてもうヒトツ。誰もいないからといって

安心してはいけません。窓を開けていた近隣住民のほとんどがあなたの話をきいています。

もうちょっとスマートに振舞いましょう。浮気された原因はそこら辺にあるやもしれませんね。


などと書いておりますと他人の心配をしていないで自分の心配をしろ!というヤジが飛んで

きそうでございます。オホホのホ。

ヤフオク新ルール①

快適なインターネット生活。負け犬連盟とメールで連絡を取り、ニュースをチェックして
知りたいことはグーグル先生に問いただす。週に3回ブログの更新を行い、気が向けば
日本各地から美味しいものを取り寄せ、不用品があればオークションで現金化。ビバ
ネットライフ!今更インターネットの無い生活は考えられません。


働きもせずオークションで数ヶ月暮らしていたほどにオークションには思い入れもあるの
ですが最近少々、遠ざかり気味。理由はヤフーの手数料がUPしたことではありません。
勝手なルールを持ち込むヒトが増えたから、でございます。


志無巻が好んで売り飛ばしていたのはPCの周辺機器や釣り道具、ゲームといった所謂
「オタク男アイテム」ばかり。取引相手はオタク男となるわけですが、これがハナシが早い。
恐らくネットのヘビーユーザーなのでしょう。落札から取引完了までが早いのでございます。
しかも連絡が密で礼儀正しい。オタクのイメージアップでございます。確かに対面商売では
ございませんし多少思い入れのあるものを売り飛ばすのですから、きちんと対応してくれる
方と気持ちよくお取引したいもの。買う方もそうだろうと志無巻てっきりそう思っておりました。


ところが。実家から届いたノリタケ・ティーカップセットだのミチコロンドンのタオルケットだの
バーバリーバスタオルだのピーターラビット鍋セットだのといった箱付未使用品を100円
スタートで売り飛ばしていたときのことでございます。この時ばかりはいつものオタク男と

お取引をするわけにはまいりません。相手は専業主婦を主流とする女性である確立が高い

のでございます。


つづく→

やはり…

肉希望社、全従業員解雇 だそうでございます。どうか働いていた人に少しでも有利な

条件でハナシが進みますように。そこがせめてもの誠意でございましょう。


会社が潰れた日のことを思い出して少し感傷的になってしまいました…