若人の恋 | ■■ 無職牛乳 ■■

若人の恋

昨晩、さて金曜日の恋愛ネタは何を書こうか、もうネタなんてないんだけどなぁ…などと

考えごとをしておりますと、何やら外から話し声。志無巻の住居はネズミも踊る オンボロ

アパート。幸いかな近隣に背の高い建物はなく隣は小さな公園となっております。この

公園、近隣の婆さんたちが自慢の鉢植えを持ち寄ったり、炊き出しをしたり、若い男女が

逢引をしたり、時には海外TVの取材がはいったり、と近隣住民の人気スポット、憩いの場

なのでございます。


どうやら話し声はこの公園から聞こえてくる様子。公園に面した建物の2階に住居している

志無巻には丸聞こえ。聞くともなしに聞いておりますと、電話の主は若い男性。内容はと

申しますと…どうも「元カノ」とヨリを戻すかどうかでモメているようなのでございます。更に

会話の節々に「どっちかを選べ」だの「オレなら守ってやれる」だのという言葉が何度も出て

まいります。こりゃ「浮気をした元カノとヨリをもどすかどうかモメている」模様。


そして何度も「わかった、もういい」と発言するも話は堂々巡り。これを総合するに「浮気を

した元カノとヨリを戻したいのはオレの方」という図式のようでございます。ほほうその元カノ

そんなに良い女であったか、ちと見せてみよ、と悪代官のようなことを思っていると電話は

終わってしまいました。1時間ぐらいメモていたでしょうか。


結局どうなったかは解りませんが、この男子に告ぐ!ヨリをもどすなら再度浮気をされる

かもしれない、むしろされる!と覚悟を決めてかかりなさい。そして何より本当にヨリを戻し

たいと望むなら、何度も何度も「もういい」を連発してはなりません。「もういい」と言ったなら

電話を切ってしまう勇気も必要なのでございます。そしてもうヒトツ。誰もいないからといって

安心してはいけません。窓を開けていた近隣住民のほとんどがあなたの話をきいています。

もうちょっとスマートに振舞いましょう。浮気された原因はそこら辺にあるやもしれませんね。


などと書いておりますと他人の心配をしていないで自分の心配をしろ!というヤジが飛んで

きそうでございます。オホホのホ。