君子危うきに近寄らず
ひき肉の原料を偽装したという北海道のミートホープ社。記者会見中に息子に怒られ
てしまった社長や、あまりに杜撰な管理、怪しい牛のオブジェなど話題に事欠かない
感はあるのですが、こちらのお取引先に君臨しているカトキチフーズ。粉飾決算で揺れ
るこちらも話題の会社でございます。
冷凍加工食品業界がさほどに狭いのか?それとも臭い企業は臭い企業同士で取引を
しているということの証明なのか?これほどまでにカトキチが暗躍しているところをみると
後者である可能性が高いように思えてなりません。同程度のモラルレベルでなければ
偽装取引など成立しないことでございましょう。
さて。このような不祥事が起こって困るのは誰か?牛肉のつもりで加工食品を作っていた
取引先の食品加工会社か?成分表示を信用して宗教上の理由があるのに豚肉を食べて
しまったイスラム教徒か?恐らくイチバン困っているのはミートホープの従業員、しかも
パートやアルバイトといった保障のない雇用スタイルの方たちでございましょう。これは
不二家の時 と同じこと。
このような事件に「当事者」として巻き込まれないためにできること。それは怪しい会社で
働かないことでございます。そんなの入社してみなければ解らないじゃないか!という声も
聞こえてきそうではございますが、面接である程度のことはわかるのでございます。おかしな
面接官がおかしな面接をする会社は危険度大。直感でヤバイと感じたら逃げる勇気が必要です。
こちらの面接官 が登場したのは3年前。カトキチさんでの出来事なのでございます。どうせ
やるなら人様の性格判定ではなく自社の運命でも占っておけばよかったものを!